恩赦とは?なぜ実施される?対象者はどういう人?死刑が撤回される?

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こんにちは、リエコです。

政府は15日の自民党総務会で、天皇陛下の即位に伴う「即位礼正殿の儀」に合わせて実施する恩赦について、約55万人が対象になると報告しました。

恩赦は、1989年の昭和天皇の大喪の礼の際は約1千万人、上皇さまが90年に即位した際は約250万人が対象となり、18日の閣議決定を予定しているそうです。

恩赦は憲法に基づいて天皇が内閣の助言と承認の下で行う国事行為の一つであります。

要は、有罪判決を無効にしたり、停止された公民権などの資格を回復させたりする、いわゆる滅多にありえないボーナスチャンスみたいなイベントです。

これまで、国の慶弔にあわせて実施されています。

そこで今回は「恩赦とは?なぜ実施される?対象者はどういう人?死刑が撤回される?」と題しまして、恩赦についてやその理由と対象者について、さらには死刑のような極刑も対象になるのかについて追ってみました。

それではさっそく本題に入っていきましょう。

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恩赦とは?なぜ実施される?

皇室の慶弔事に伴う恩赦は、1993年の天皇、皇后両陛下のご結婚以来26年ぶりとなります。

政府は犯罪の被害者や遺族の感情に配慮し、対象犯罪を軽微な罪に限定する方向で調整してきたと言います。

政府が進めてきた被害者の権利を重視する政策や世論の動向も踏まえ、過去2回の恩赦に比べて規模を縮小することになったそうですが、なぜこんな配慮をするのでしょうか。

・恩赦とは…

恩赦とは、特別な恩典として罪を赦(ゆる)すというもので、行政や立法といった裁判所以外の判断により、刑事裁判の内容やその効力を変更させたり、消滅させるという制度。

刑罰に関する歴史的な経緯や様々な政治的事情などを踏まえ、世界各国で広く採用されている。

理屈は分かりますが、納得できますか?

・恩赦が行われる理由とは…
 

恩赦にはいくつかの役割がありますが、その中で最も重要なものとして、『罪を犯した人たちの改善更生の状況などを見て、刑事政策的に裁判の内容や効力を変更する』というものがある。

具体的に説明しますと、裁判で有罪の言渡しを受けた人たちが、その後深く自らの過ちを悔い、行状を改め、再犯のおそれがなくなったと認められる状態になった場合などには、被害者や社会の感情も十分に考慮した上で、残りの刑の執行を免除したり、有罪裁判に伴って制限された資格を回復させたりということが行われる。

このように恩赦は、有罪の言渡しを受けた人々にとって更生の励みとなるもので、再犯抑止の効果も期待でき、犯罪のない安全な社会を維持するために重要な役割を果たしているといえる。

まれであるから納得せざるを得ないでしょうが、受刑者からしたらこの上ないラッキーなことですね。

被害者およびその家族の方々には絶望以外のなにものでもないですね。

過ちは時と場合によっては、無効になるということでしょうか。

26年前に実施された恩赦に比べて激減していることは分かりますが、55万人の犯罪者たちは、1都道府県あたり、約11000人当たりがカムバックするってことですよね。

そう考えると、全国的に治安が悪くなることが想定できます。

恩赦の対象者は?死刑囚も撤回されるのか

次に、恩赦の対象者とはどのような人なのでしょうか。

・恩赦の種類とは…
 

恩赦は、あらかじめ政令で対象となる罪や刑の種類、基準日などを定め、該当する犯罪者に対して広く一律に行われる「政令恩赦」と、特定の犯罪者に対して個別の審査を経て行われる「個別恩赦」とに分かれる。

また、後者は、平時から行われているもののほか、政令恩赦の要件から漏れた者などを対象として、期間を限って許可基準を緩めて行われる「特別基準恩赦」がある。
 
恩赦法に基づく具体的な恩赦の内容は、次の5つ。

(1) 大赦
 有罪の言渡しが確定した者に対し、その効力を失わせ、確定していない者に対し、公訴権を消滅させるもの。大赦を受けた受刑者は釈放され、被告人は免訴判決が言い渡され、被疑者は捜査が終結する。

(2) 特赦
 有罪の言渡しが確定した特定の者に対し、その効力を失わせるもの。特赦を受けた受刑者は釈放される。

(3) 減刑
 死刑を無期懲役に変更するなど、刑の言渡しが確定した者に対し、その刑を軽くしたり、刑の執行を軽くするもの。執行猶予中の者には猶予期間を短縮可能。

(4) 刑の執行の免除
 執行猶予中の者を除き、刑の言渡しが確定した特定の者に対し、刑の執行を将来に向かって全部免除するもの。

(5) 復権
 既に刑の執行を終えた者などに対し、有罪の言渡しを受けたために喪失・停止した資格を回復させるもの。選挙違反事件で停止された公民権(選挙権や被選挙権)を回復させるなど。

先ほどの政令恩赦では(1)(3)(5)が可能であり、個別恩赦では(2)~(5)が可能。

今回の皇位継承では、政令恩赦のほか、個別恩赦のうち特別基準恩赦の実施が予定されています。

ただし、(2)~(5)はいずれも有罪の言渡しが確定した者でなければならず、裁判中の被告人は対象外。

死刑確定者も撤回される可能性があるということでしょうか。

死刑囚に対する政令恩赦は、52年の平和条約発効時が最後。

その際、49年に19歳で小田原一家5人殺害事件を起こした死刑囚が無期懲役に減刑され、70年に仮釈放となりました。

しかし、84年に被害者2名に対する殺人未遂事件を起こし、もはや死刑囚に政令恩赦を与えることなどあり得ないと言われています。

まとめ

今回は「恩赦とは?なぜ実施される?対象者はどういう人?死刑が撤回される?」と題しまして、恩赦についてやその理由と対象者について、さらには死刑のような極刑も対象になるのかについて追ってみましたが、いかがでしたでしょうか。

少し難しい問題でしたが、いずれにせよ罪を犯した者が罰を帳消しされ、間もなくシャバへ舞い戻って来ます。

理解しがたい制度でありますが、恩赦の対象者が再び犯罪を犯さぬよう、ただ祈るだけですね。

それではここまでにさせていただきます。

最後までご覧頂きありがとうございました。

 

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